04/10 讀賣新聞社説【武漢の都市封鎖終えて】


武漢の遮断解除 都市封鎖の教訓が残された

新型コロナウイルスが最初に蔓延した中国・武漢市で、封鎖処置が二ヶ月半ぶりに解除された。世界に先駆けて実施された都市封鎖の教訓を生かしたい。現在、世界の全人口の約半数にあたる39億人が何らかの外出制限下にあるとされる。だが、特に中国の処置は規模や強制力の面で突出していた。特に武漢市では住民の監視が徹底的に行われ、食料の買い出しさえ許されなかったほどだ。中国衛生当局の専門家チームのトップは「封鎖が5日遅ければ感染者は3倍に増えていた」と指摘するなど、武漢閉鎖が一定の効果を上げたのは確かだ。その一方で、移動の自由を奪われ、身近な人の感染や死に直面したことで、精神的な苦痛を訴える市民は多いという。移動の抑制が感染拡散防止につながることに留意しつつ、過剰な規制で混乱をもたらさないようにしたい。

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