5/31 ひとこと & 讀賣新聞社説【地方の鉄道網】
地方の鉄道網 インフラ守る現実策を探れ “人口が減少する中で、地方の鉄道網をどう存続させるのか。 JR や自治体は現実を直視し、将来像を考えるべきだ。” 新型コロナウイルスの感染拡大で、鉄道会社の事業基盤が揺らいでいる。 JR グループの中でも特に憂慮されるのが、不採算路線を多く抱える JR 四国と JR 北海道だ。国交省は、地域と連携した利用促進やコスト削減などを求める。自助努力は大切だが、自力での解決が難しい面もある。重要なのは、地域の交通網を守る地元自治体の強力だ。他の交通手段の活用など、自治体も一緒になって現実的な解決策を模索することが求められよう。 社説を読んで(私見) 経験上「(採算が)ヤバい路線」には、学生しか乗っていません。私はもちろん鉄オタです。だけど、不採算な以上ただただのんびり走らせていればいいという問題でもありません。果たして学生しか普段乗らない鉄道は、ほんとうの意味で必要な交通機関なのでしょうか。バス転換したほうが、学生は家から出る時間を遅くできたり、街の雇用を生み出したりといった効果があるのではないでしょうか。「学生しか乗らない路線」は、現状では私は廃止がやむを得ないと思います。ローカル線に風情があると言っても、それがお金を蝕む一方なら、資本主義社会で存続の妥当性を見出すことは困難でしょう。 存続派の意見も見てみましょう。例えば「ローカル線を廃止すれば、過疎化が加速する」だとか「交通弱者を置き去りにしている」などと言ったものがあると思います。 前者について、たしかにそれはある。しかし、資本主義社会の中、その理由で無条件に存続が望めるのか、というのが私の考えです。その意見で存続を望むのなら、一定の鉄道会社への資金拠出は避けられません。 後者について、わたしは社会のモビリティ化に期待をしています。交通弱者が鉄道を利用する理由はいくつかあると思いますが、「安いから利用している」のが主な原因ではないかと考えています。しかしその安さは、残念ながら鉄道会社の不採算の一因です。鉄道の維持には、人件費の他、線路・車両・踏切・信号設備・駅など沢山の保守管理の為の費用が必要となります。鉄道の利点は、「大量輸送」「高速輸送」「環境に優しい」だと考えています。現状では、数少ない弱者のために’鉄道’というモードを維持する必要があるのか、それは鉄道の特質にあ